介護予防運動指導員

運動指導をする介護職

介護予防運動指導員とは

高齢者筋力向上トレーニングなどの介護予防サービスに置いて、体のケアを中心とした支援に携わって直接的指導を行うのが介護予防運動指導員です。
介護予防運動指導員の業務内容は大きく分けて次の3つです。

①高齢者の筋力の維持・向上、店頭や尿失禁予防に役立つ「介護予防プログラムのを立案、実施」
②介護予防プログラムの効果を明らかにする「事前・事後評価」
③利用者のニーズに応じた医療・保健・福祉など「他の専門職との連携」

旧来の対症療法的介護ではなく、要介護認定の進行を予防することが介護予防運動指導員の職務であり、運動や生活の指導を通じて、高齢者の生活の質をも向上させるため、「介護予防サービスのエキスパート」とも呼ばれます。

資格を取得するメリット

介護施設以外にも就職先が広がる

介護資格の中でも運動系に特化しているということで、老人ホームやデイサービスセンターでの指導員等の仕事だけでなく、運動機器や介護用品を開発・レンタルしている会社、高齢者を対象にするスポーツクラブなどへの就職も考えられます。

また、地方自治体が介護予防事業を民間委託するケースもあります。地方都市では高齢化の進行が早いことから、自治体主導の「健康教室」などの高齢者向け運動教室が実施されており、このような場面でも保健師や介護職員と協力して指導に当たる場面もあるでしょう。

高齢者との円滑なコミュニケーション力も身に着く

介護予防運動指導員の仕事は、高齢者に運動を通して自立とセルフケアをサポートする側面を持ちます。そのため、高齢者との円滑なコミュニケーションを図り、食事や運動についての指導を行っていく技量が身につきます。

効果的なプログラムを作ることで報酬UP

介護予防運動指導員の資格は、運動が得意な人にはうってつけの資格です。スポーツトレーナーの資格と一緒に勉強して、より専門的な指導を行えるスキルアップを目指す人もいます。医療や介護の技術を取得した人に受講資格が与えられるので、元々の資格に専門性を与える効果もあります。

介護予防プログラムは、実施の前後に検証を行って報酬に反映させる制度があります。機能訓練や筋力トレーニング、栄養状態改善、認知症予防まで含めた総合的介護予防プログラムを立案・実施できる技量が高くなることで、より多くの報酬を得ることができるようになります。

資格をとるには

介護予防運動指導員は地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターの付与認定資格であり、国家資格のような試験はありません。その代り受講資格として、基礎になる介護・医療関連資格と2年以上の実務経験が必要となっています。例えば、最もとりやすい介護関連の資格である介護職員初任研修の場合は、資格に加えて2年間の実務経験があれば受講可能です。

受講は指定のスクールで行われ、費用は8〜10万円くらいから(スクールによって金額はまちまち)、講習の所用期間は1か月程度が平均です。

問い合わせ先

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
〒173-0015 東京都板橋区栄町35番2号
http://www.tmghig.jp/

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