介護職が職場を辞めた理由ランキングトップ10

介護の仕事を辞めようか悩む女性

介護職は離職率が高いなんてことをよく言われますが、実際のところ、みんなどんな理由で職場を辞めているのでしょうか。社会福祉振興・試験センターが平成24年度に調査した「社会福祉士・介護福祉士就労状況調査」のデータをもとにランキング形式で紹介していきます。

10位:他の職場を経験してみたかった

一つの職場を長く働いていると、徐々に仕事がルーティン化、マンネリ化するので、日々の仕事が単調になって、つまらないと感じることがあります。いろいろな仕事を経験できるようなところであればまだしも、一つの仕事しかできないような職場だと、飽きてしまうかもしれません。

そういう人は転職で別の職場を探すということがあります。職場を変えることで新しい仕事ができるかもしれませんし、新しいスキルが身につくかもしれません。決して今の職場に不満があるわけではないけど、他の職場も経験してみたいからという理由で今の職場を辞めることもあるのです。

9位:将来の見込みが立たなかった

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これは20代〜30代前半の若年層に多い理由だと思われます。若い人はこれから介護職として生きていくとなると、20年、30年と働くことになります。長い人生と考えれば、若い時に色々な経験が積めるところや資格が取れるところ、条件がいいところで働きたいと思うのは当然のことで、今の職場でそれが難しいと思えば転職せざるをえません。

8位:家族等の介護

これは女性が多い介護の仕事ならではの理由ですね。親が介護が必要な年齢に入ってくると、自分が介護をしなくてはならなくなる場合もあります。そういう時は、致し方なしに職場を辞めることになってしまいます。

続けるにしてもフルタイムのところは難しいですし、パートや派遣で時短で働けるところに転職するということもあります。

7位:専門的な能力を十分に発揮できなかった

介護職は専門性のある仕事です。しかし、職場によっては簡単な仕事しかさせてもらえなかったり、単純な事務作業しかできないこともあります。

介護職として生きていこうと思っているのに、専門的な仕事をさせてもらえなかったら専門性が身につかないですし、将来に対して不安を感じてしまいます。

すでに経験が豊富で資格も保有している人は特にそれを感じます。「せっかく苦労して資格の勉強をしたのにこの仕事じゃあ。。。」となっても不思議はありません。

6位:腰痛

腰痛の女
これは介護の仕事ならではですよね。オフィスで事務をしている人には理解できない理由ですが、介護の仕事は重いものを動かしたり、足が悪い高齢者の歩行を補助したり、ベットに乗せてあげたりと、腰に負担のかかる仕事が多いんです。

それで慢性的に腰痛になってしまう人も多く、ヘルニアになって入院してしまう人もいるくらいです。経験を積むことで腰痛になりにくい動き方や対策、予防の方法などがわかってくるものですが、経験の浅い人は腰痛になりやすくて、それが原因で仕事を辞めざるをえなくなることもあるんです。

5位:労働時間・休日・勤務体制が合わなかった

職場によっては労働時間が異常に長かったり、休日がなかなか取れなかったり、シフトがカツカツだったりするので、自分が理想とする働き方ができないこともあります。

独身で融通が利く人はまだしも、家族がいる人は旦那の仕事の都合や子供の都合などもあるので、勤務日や時間の調整が難しいものです。

これが理由で仕事を辞める人は多く、5番目に多い理由であるというのも納得がいきます。

4位:収入が少なかった

収入が少ない介護職の女性

介護の仕事を選ぶ人はお金だけで仕事を選んでいる人は少ないですが、それでもお金が理由で職場を辞めざるをえない人というのは以前として多いです。

単純に年収が少ないからもっと増やしたいという場合もあるでしょうし、旦那の収入が下がったから自分が稼がなきゃいけなくなったとかいうこともあるでしょう。

いずれにしても収入が少ないというのは、職場を辞める理由の一つになるということなのです。

3位:人間関係に問題があった

人間関係と一口に言っても、いろいろな理由が考えられます。

「上司が気分屋で毎日振り回されている」
「自分にだけ当たりが厳しい上司がいてストレス」
「ギスギスしていて雰囲気が悪い」

など、挙げればきりがありません。これは介護の仕事に限らず、どこの職場にも起こり得ることですが、人間関係が悪い職場では長く働きたいとは思えないものですので、職場を辞める理由の一つであっても何ら不思議はありません。

2位:職場の理念や運営に不満

これは意外と多い転職理由です。どうしても職場によって介護に対する考え方や、運営方針が異なってくるので、それが合わないと働きづらくなってしまいます。

具体的な理由は様々ですが、

「効率を重視して一人一人の利用者を大切にできていない」
「施設長や上司、リーダーの考え方が理解できない」
「法令違反をしている可能性がある」

などがあります。やはり介護の仕事を選んだからにはそれぞれに思いがあるでしょうし、それが体現できないような職場であれば、辞めてしまった方が良かったりもします。上司の考え方を変えるよりも職場を変える方が早いですからね。

1位:結婚・出産・育児

育児
介護職が職場を辞める理由の1位は「結婚・出産・育児」です。女性が多い職業ならではの理由ですね。

一般企業で働く女性と比べると、結婚しても仕事を続けたいと考える人は多いので、辞めるのは旦那の仕事の都合や引越しの都合、子育ての都合など、一時的な理由だったりはしますが、結婚や出産を機に今の職場を辞める人はやはり多いです。

育児をしながらでも仕事を続けられれば一番良いですが、なかなかそうもいかなかったりするので、やはり辞めざるをえない現状はあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?個人的な事情もありますが、全体的には職場の都合とか致し方ない事情が多いと感じたのではないでしょうか。

介護職の離職率の高さが世間で話題になることがありますが、それは決して介護職の自分勝手な都合なのではなく、介護職を取り巻く労働環境がきちんと整備されていないからこそだと私は考えます。

もっと介護職が働きやすい環境になることを切に祈っています。

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